2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧
OllamaをWindowsのWSL2環境に導入した。更にLM-StudioでダウンロードしてあるLlama3-ELYZA-JP-8Bの量子化済みモデルを変換してOllamaから使えるようにしてみた。 Ollamaの導入(Windows-WSL2環境) 最近はWindows(Preview)版もあるのだが、練習をかねてLin…
以前の記事で、Tanuki-8x8Bのオリジナル版が動く環境について調べた。96GBのVRAMが必要で400万円クラスのマシンが必要であることが分かった。 今回は、Tanuki-8x8Bの量子化版、あるいは70B(700億パラメタ)クラスのLLMがローカルで快適に使える環境について…
OpenAIのサム・アルトマンCEOが「The Intelligence Age」と題する記事を公開し、「数千日以内に超知能(superintelligence)が誕生するかもしれない」と述べた。 superintelligenceとは、つまりArtificial Super Itelligence(ASI:人工超知能)のことであろ…
OpneAIがOpneAI o1を発表し、課金ユーザにのみ開放した。 GPT-4oよりも数学とコーディングの能力が優れていて、数学オリンピックの問題も解けるらしい。数独パズルも解いたというXのポストを見た時は、ついにここまで来たかと正直おどろいた。 数独の問題を…
Colab Proの高性能GPUを使ってdlshogi(DeepLearning系将棋AI)を動かすとNPS値がどれくらい上がり、ELOレーティングがどれくらい上がるのか試してみた。 A100 GPUの性能 使用したA100 GPUの性能は、GoogleのAIのGemini1.5Proの回答によると以下の通り。 A10…
DeepLearning系の将棋AIの本来の強さを知るためには、NVIDIA製GPUと高性能な推論ランタイムライブラリであるTensorRTの環境が必要である、ということは先日の記事で書いた通りだ。 そこで今更ではあるが、dlshogiと水匠5をColab環境の有料版にインストールし…
Tanuki-8x8Bのオリジナル版のモデルサイズは94~95GBくらいある。このサイズになると通常のPCクラスでは動かすことができない。そこでColab ProのようなクラウドのGPUを借りることになる。しかしワークステーションと呼ばれるクラスのマシンを購入すればロー…
せっかくColab Proが使えるようになったので、ローカルPCでは動かせないような大規模言語モデルを動かしてみたい。そこで選んだのが東大松尾・岩澤研が最近発表したTanuki-8x8Bである。8x8Bとは公開ページの説明によると「8Bモデルを8つに複製し、それぞれを…
DeepLearning系の将棋AIを十分な性能のGPUで動かしたい時に、Google Colab Pro(以下、Colab Pro)が使えそうだと思った。支払い方法が気になるのでそこから調べたところ、Googleアカウントに登録した支払い方法がColab Proの支払いに使われることが分かった…
GPU性能は将棋AIの強さに影響する。dlshogiのようなDeepLearning系の将棋AIソフトに本来の強さを発揮させるには、最低でも20~30万円クラスのゲーミングPCの能力が必要と言われている。我が1000ドルPCでもdlshogiは内蔵GPU+onnxruntime版で動いているのだが…
AIと言葉だけで遊ぶゲームができたら面白いと思う。前回、AI(Llama3.1-8B)と「しりとり遊び」をしてみたが、うまく続かなかった。「まんが」というと、AIの中では「MANGA」となり最後の1文字を「A」と認識するようだった。 しかしAIは人と会話した流れを…