フラクタル図形(マンデルブロ集合)を描くプログラムをLLMに作らせてみた。 いきなりだがマンデルブロ集合は以下の数式で定義される。 が無限大に発散しないという条件に当てはまる複素数 の集合をマンデルブロ集合という。 一見シンプルな数式だが、 で が…
DeepSeek-R1の蒸留版が私の環境でも動くようになった。OpenAI o1と同程度の性能と言われるほどなのでいろいろ試している。 暗号を解かせてみた o1のプレビュー版が公開された時の説明資料に「Chain of Thought」の概念の説明があり、そこで「Chain of Though…
トランプ大統領が23日、暗号資産の利用を推進する大統領令に署名したというニュースがあった。このニュースについてメモしておきたい。 暗号資産(仮想通貨)利用推進の大統領令に署名 20日の大統領就任演説では暗号資産について触れることはなく少しがっか…
DAZNでNFLのプレーオフを見たくてNFL GAME PASSを購入した。DAZNの契約申し込みは相変わらず分かりにくい。間違えて不要なサブスクリプションを購入しないよう慎重に申し込み手続きを進めたのだが、危うくまた間違えるところだった。1年後にまた戸惑わないよ…
先日はClaude 3.5 Sonnetを使い、ビットコインのストックフロー比率を理論的に求めてみた。今回はローカルLLMとしてMicrosoftのPhi-4が動くようになったので、このAIをアシスタントとして、ビットコインのストックフローモデルを独自に検証し、予測したビッ…
AIの力を借りることでビットコイン(以下BTC)のストックフロー比率を理論的に求めて表示させることができた。 ストックフロー比率チャートの例 ストックフロー比率のチャートはアメリカのサイトではよく見かける。説明のためサイトから引用する。図のオ…
私が撮りためた写真を一部公開したい。と言ってもおわかりと思うがSatable Diffusion FLUX.1で作成した画像である。いちおう個展という体で公開したい。題して第1回妄想写真展。写真には私のコメント(妄想)を付けさせていただいた。 タイトル「サンゴ礁と…
NVIDIAからミニPCサイズのAIスパコンの製品発表があった。製品名はGB10である。 発表内容 GIGAZINEの記事が分かりやすいので、こちらから製品仕様を引用した。 製品仕様 CPU:Armアーキテクチャ、CPUコア数20個 GPU:Blackwellアーキテクチャ、FP4で1PFLOPS …
Ryzen AI Software 1.3を導入してからタスクマネージャーにNPUの動作状況が表示されるようになった。しかしNPUを動作させるプログラムがないためNPUが実際に動作している様子を見たことはこれまで一度もなかった。 本日ようやくRyzenAIのサンプルプログラム…
新年早々お金の話で恐縮だが、ビットコインの価値予測モデルについてメモしておきたい。複雑なシステムはモデル化することで理解し易くなる。この価値予測モデルはストックフローモデルと呼ばれ、ビットコインのストックフロー比率から価値を予測している。…
FLUX.1を使うことで自分のPCで質の高いリアルな絵を描かせることができるようになった。しかし絵のディテールや背景を具体的に指示することは難しい。優秀な脚本家であればできるのだろうが、イメージを言葉で表現するのは素人には意外と難しいのだ。 最近の…
トランプ大統領は米国司法省が保管するビットコイン約21万BTCを政府のバランスシートに組み込み、国家戦略的に備蓄することを公約としている。これにより35兆ドルある米国政府債務を解消することもできると考えているらしい。 現時点のレートから1BTC=10万ド…
DMM Bitcoin事件の犯人とその手口が判明した。コールドウオレットに保管されていたはずの暗号資産がどのように盗まれたのか、個人的に不思議に思っていたのだが、12月24日に以下のニュースが報じられた。 DMMビットコイン流出、北朝鮮ハッカーの攻撃 警察庁…
Jetson Orin nano superの発売が発表された。Nvidiaの発表によると、これまでの機種(Jetson Orin nano)より最大70%性能がアップし、コストは半額になっている。今回はこのデバイスを使うことで何ができるのかを妄想してみたい。 私は以前よりこのJetsonと…
UM790 ProではLTX-VideoをCPUでしか動かすことができない。どうしてもGPUで動かしたいという場合に、NVIDIA製GPUを搭載したPCを購入するしかないのか、とつい考えがちだ。しかし別の選択肢として、クラウドのGPUを使うという手がある。クラウドGPUとしてGoog…
UM790 ProでFLUX.1を動かしている。こちらのサイトにUltraReal Fine-Tuneのモデルを使って描かれたウルトラリアルな映像が多数公開されている。プロンプトも公開されているのでおもしろそうな映像を試してみた。 CPUでFLUX.1を動かす 上記サイトにあるこちら…
せっかくStable DiffusionのパッケージマネージャーStability Matrixを導入したので、パッケージの追加が簡単にできるものなのか試してみた。 導入手順 まず、「Model Browser」から適当に「UltraReal Fine Tune」というモデルを選んでダウンロードした。 ダ…
先日の記事ではLTX-Videoを自力で導入する方法をWindows編とUbuntu編に分けてメモした。npakaさんのLTX-Videoの記事をよく読み返してみると、「Stability Matrix を使ってComfyUIの最新版をインストールした」と書かれており、実は「Stability Matrix」とい…
先日の記事でVRAMを16GBに設定し、QWQ-32BのQ3_K_S量子化版を動かした様子を紹介した。その後、VRAMが正しく16GBに設定されていない(Autoに戻っていた)ことが分かり、再設定をしたので再度QWQ-32Bの動作を確認してみた。 BIOSで正しくVRAM16GBに設定すると…
動画生成AIがすごいことになっている。OpenAIのSoraがすごいとか、TencentのHunyuan videoもすごいとかXなどで騒がしい。LTX-Videoを動かして何とか先頭集団に追いつきたいと思っていたが、あっという間に周回遅れになった気分だ。 これからこのペースがもっ…
UM790 ProでVRAM16GBを使用できるようになった。これまで8GBではStable Diffusionまでしか動かなかったが、16GBあれば最近公開されたLXT-Videoも動くのではと思い試してみた。Windows環境とUbuntu環境の両方で試した。 結論から言うと残念ながらどちらの環境…
UM790 ProにRyzen AI Softwareのバージョン1.3を再導入し、quicktestの確認までできたたので手順をここにメモしておきたい。 導入の準備 Ryzen AI Softwareの導入方法は下記のページにある。 Installation Instructions — Ryzen AI Software 1.3 document…
今年の2月に以下の記事でNPUドライバインストールの記事を書いた。いまでもアクセスの多いページであるが、若干内容が古くなっているようなので、最新の情報をここにまとめておきたい。 導入経緯 Windowsを再インストールしたため、Stabel DiffusionとComfy…
ブロク読者の方から最新のBIOSにアップデートするとUM70 Proも16GBまでVRAMが使えるようになることを教えて頂いた。MINISFORUMのHPを確認すると、最新のV1.09の提供日付は「2023年11月20日」となっていた。私がこのUM790 Proを購入したのは去年の12月なので…
JavaScript だけでチェスの棋譜を再生できて、簡単にブログに貼り付けられる、そんなアプリがほしいと思った。しかし私は JavaScript について全く知らないので、自力での作成はほぼ不可能である。当然ここはAIに頼んで作ってもらうしかない。また、AIの実力…
LLMに将棋を指させたり、チェスをプレイさせた結果をブログに掲載するのに、これまで盤面の画像データを作成しては貼り付けていた。非常に手間がかかるし、読者の方にもわかりづらかったと思う。一番良い方法は「棋譜再生機能」をブログに貼り付け、駒の動き…
Python chess ライブラリを使う機会があったので、忘れないうちに基本的な使い方をメモしておきたい。 インストール pip install chess 基本的な使い方 import chess board = chess.Board() # jupyterで実行している場合は画像で表示される board # Ascii文…
LLMにチェスをプレイさせるとどれくらい強いのか、という話題で興味深い記事があった。その記事の内容と私が追試した結果についてメモしておきたい。 参考にした記事 GIGAZINEの記事によると、『大規模言語モデルをチェスの標準的なAIと対戦させた結果、多く…
LLMで動くUSIプロトコルの将棋エンジン(将棋AI)を作ってみた。作成の基本方針は先日の記事の通りである。使用したモデルはLlama3.1-8Bでollamaを介して動かしている。 RAG機能と言っていいのか分からないが、テキストファイルに「SFEN形式の説明」と「序盤…
LLM(大規模言語モデル)を使ってチェスができるなら将棋だってできるだろう。そう思って試してみることにした。LLMで動くUSIプロトコルの将棋エンジン(将棋AI)を作るというのが、今回の最終的な目標である。 基本方針 先日の記事では、LLMとチェスAI(Stoc…