2024-01-01から1年間の記事一覧
FLUX.1を使うことで自分のPCで質の高いリアルな絵を描かせることができるようになった。しかし絵のディテールや背景を具体的に指示することは難しい。優秀な脚本家であればできるのだろうが、イメージを言葉で表現するのは素人には意外と難しいのだ。 最近の…
トランプ大統領は米国司法省が保管するビットコイン約21万BTCを政府のバランスシートに組み込み、国家戦略的に備蓄することを公約としている。これにより35兆ドルある米国政府債務を解消することもできると考えているらしい。 現時点のレートから1BTC=10万ド…
DMM Bitcoin事件の犯人とその手口が判明した。コールドウオレットに保管されていたはずの暗号資産がどのように盗まれたのか、個人的に不思議に思っていたのだが、12月24日に以下のニュースが報じられた。 DMMビットコイン流出、北朝鮮ハッカーの攻撃 警察庁…
Jetson Orin nano superの発売が発表された。Nvidiaの発表によると、これまでの機種(Jetson Orin nano)より最大70%性能がアップし、コストは半額になっている。今回はこのデバイスを使うことで何ができるのかを妄想してみたい。 私は以前よりこのJetsonと…
UM790 ProではLTX-VideoをCPUでしか動かすことができない。どうしてもGPUで動かしたいという場合に、NVIDIA製GPUを搭載したPCを購入するしかないのか、とつい考えがちだ。しかし別の選択肢として、クラウドのGPUを使うという手がある。クラウドGPUとしてGoog…
UM790 ProでFLUX.1を動かしている。こちらのサイトにUltraReal Fine-Tuneのモデルを使って描かれたウルトラリアルな映像が多数公開されている。プロンプトも公開されているのでおもしろそうな映像を試してみた。 CPUでFLUX.1を動かす 上記サイトにあるこちら…
せっかくStable DiffusionのパッケージマネージャーStability Matrixを導入したので、パッケージの追加が簡単にできるものなのか試してみた。 導入手順 まず、「Model Browser」から適当に「UltraReal Fine Tune」というモデルを選んでダウンロードした。 ダ…
先日の記事ではLTX-Videoを自力で導入する方法をWindows編とUbuntu編に分けてメモした。npakaさんのLTX-Videoの記事をよく読み返してみると、「Stability Matrix を使ってComfyUIの最新版をインストールした」と書かれており、実は「Stability Matrix」とい…
先日の記事でVRAMを16GBに設定し、QWQ-32BのQ3_K_S量子化版を動かした様子を紹介した。その後、VRAMが正しく16GBに設定されていない(Autoに戻っていた)ことが分かり、再設定をしたので再度QWQ-32Bの動作を確認してみた。 BIOSで正しくVRAM16GBに設定すると…
動画生成AIがすごいことになっている。OpenAIのSoraがすごいとか、TencentのHunyuan videoもすごいとかXなどで騒がしい。LTX-Videoを動かして何とか先頭集団に追いつきたいと思っていたが、あっという間に周回遅れになった気分だ。 これからこのペースがもっ…
UM790 ProでVRAM16GBを使用できるようになった。これまで8GBではStable Diffusionまでしか動かなかったが、16GBあれば最近公開されたLXT-Videoも動くのではと思い試してみた。Windows環境とUbuntu環境の両方で試した。 結論から言うと残念ながらどちらの環境…
UM790 ProにRyzen AI Softwareのバージョン1.3を再導入し、quicktestの確認までできたたので手順をここにメモしておきたい。 導入の準備 Ryzen AI Softwareの導入方法は下記のページにある。 Installation Instructions — Ryzen AI Software 1.3 document…
今年の2月に以下の記事でNPUドライバインストールの記事を書いた。いまでもアクセスの多いページであるが、若干内容が古くなっているようなので、最新の情報をここにまとめておきたい。 導入経緯 Windowsを再インストールしたため、Stabel DiffusionとComfy…
ブロク読者の方から最新のBIOSにアップデートするとUM70 Proも16GBまでVRAMが使えるようになることを教えて頂いた。MINISFORUMのHPを確認すると、最新のV1.09の提供日付は「2023年11月20日」となっていた。私がこのUM790 Proを購入したのは去年の12月なので…
JavaScript だけでチェスの棋譜を再生できて、簡単にブログに貼り付けられる、そんなアプリがほしいと思った。しかし私は JavaScript について全く知らないので、自力での作成はほぼ不可能である。当然ここはAIに頼んで作ってもらうしかない。また、AIの実力…
LLMに将棋を指させたり、チェスをプレイさせた結果をブログに掲載するのに、これまで盤面の画像データを作成しては貼り付けていた。非常に手間がかかるし、読者の方にもわかりづらかったと思う。一番良い方法は「棋譜再生機能」をブログに貼り付け、駒の動き…
Python chess ライブラリを使う機会があったので、忘れないうちに基本的な使い方をメモしておきたい。 インストール pip install chess 基本的な使い方 import chess board = chess.Board() # jupyterで実行している場合は画像で表示される board # Ascii文…
LLMにチェスをプレイさせるとどれくらい強いのか、という話題で興味深い記事があった。その記事の内容と私が追試した結果についてメモしておきたい。 参考にした記事 GIGAZINEの記事によると、『大規模言語モデルをチェスの標準的なAIと対戦させた結果、多く…
LLMで動くUSIプロトコルの将棋エンジン(将棋AI)を作ってみた。作成の基本方針は先日の記事の通りである。使用したモデルはLlama3.1-8Bでollamaを介して動かしている。 RAG機能と言っていいのか分からないが、テキストファイルに「SFEN形式の説明」と「序盤…
LLM(大規模言語モデル)を使ってチェスができるなら将棋だってできるだろう。そう思って試してみることにした。LLMで動くUSIプロトコルの将棋エンジン(将棋AI)を作るというのが、今回の最終的な目標である。 基本方針 先日の記事では、LLMとチェスAI(Stoc…
8BのLLMでStockfishとチェスの対局をさせたところ全く歯が立たなかったのは先日の記事の通りである。では70BのLLMではどうなるのか。 GroqのOpenAIのI/FでLlama3.1-70BとつないでStockfishと対局させてみた。結論から言うと、70Bのモデルでも8Bのモデ…
redditを眺めていたら気になる投稿があった。「What Happens When LLMs Play Chess? And the Implications for AGI」というタイトルだった。LLMにチェスをプレイさせるとどうなるか、という内容のようだ。著者のブログにはStockfishと複数のLLMのELOレーティ…
dlshogi作者の山岡忠夫氏がブログにて最新のdlshogiがレーティングでどれくらい強くなっているのかを公開した。 それによると、3年前の「第2回世界将棋AI電竜戦エキシビジョンVer」に対して最新モデル(探索なし方策のみ)はレーティングで+395.1強いことを…
あるブログ記事を見ていて、Open WebUIを使うとClaude 3.5で動くArtifactsと同じ機能が使えることを知った。Artifactsについてはよく知らないが、AIにコーディングさせた結果を画面上ですぐに確認できる機能のようだ。一度使ってみたかったので導入してみる…
新しいMac miniが予約開始となった。ミニPC好きの私としてはこの新Mac miniでLLMを動かした場合の性能に興味がある。新Mac miniのM4 Proで8Bクラスおよび70BクラスのLLMを動かした場合の性能を見積もり、我が1000ドルPCと比較してみたい。 Mac mini M4 Pr…
ブログのサイドバーに「注目記事」を表示するようにした。直近のアクセスでアクセス数の多い記事が表示される。これを見るとブログ開設当時に書いた2つの記事が常に1位、2位となっている。Googleで「ROCm」と検索すると1位の「AMD ROCmを使うことで何が…
MicrosoftからBitNetのLlama 8B版が公開された。CPUのみで爆速で動くことが特徴。GPUが不要なので省エネになるし、モバイル端末でも使えるようになることが期待できるらしい。我が1000ドルPCでも動くのか試してみた。 導入方法 導入先環境はUbuntu 22.04…
Nvidiaが「Llama-3.1-Nemotron-70B-Instruct」(以下Nemotron-70B)を公開した。一部のベンチマークではOpenAIのGPT-4oやAnthropicのClaude 3.5 Sonnetを上回るらしいので、早速試してみることにした。 「ストロベリー問題」と言って、これまでGPT-4oやClaud…
「AIエージェント」を作ってみたいと思っていた。私が欲しいAIエージェントは、アプリ導入時に発生したトラブルの解決策を見つけてくれるAIエージェントである。この場合の作業タスクは以下のようになる。 エラーメッセージからキーワードを見つける キーワ…
増設SSDに作業環境をほぼ移行できたので、もともとのSSDにあったWindows11を再インストールすることにした(以下「インストール」を「導入」という)。最近は短い時間に何度もブルー画面が出るくらいWindows環境が不安定になっていた。 個人的に作成したメモ…