シンギュラリティ実験ノート

購入した1000ドルPCで何がどこまでできるのか実験した記録です。

The Singularity Is Nearer 英語版がAmazonで予約受付中

The Singulality Is Near(邦題「シンギュラリティは近い」)の改訂版が出版されるらしい。英語版タイトルは、The Singularity Is Nearer: When We Merge with AI。つまり「シンギュラリティは近づいている:AIと融合する時」というところか。2023年の生成AIの進化も踏まえた内容であると、カーツワイル氏自身が言っている。

 

私はこの情報をカーツワイル氏のブログで見つけた。カーツワイル氏のブログは内容が難解なのでたまに覗く程度なのだが、久しぶりに覗いたところこの情報を掴んだ。この中に、カーツワイル氏がシンギュラリティについてインタビューに答える動画もあった。

 

www.youtube.com

 

カーツワイル氏は1年前にこの本を書き終えていたが、2023年に起きたLLMや生成AIの進化についてカバーできていなかったので、それをカバーするために公開を1年遅らせたと言っている。インタビューでは特に目新しい情報はなかったように思う。唯一、私が興味を引いた内容は下記のグラフである。

1939年から2023までのコンピュータ計算の価格性能グラフとなっており、おそらく1000ドルPCの計算能力グラフだ。これを見ると2024年現在は最後の点で、 10^{12}CPSから 10^{13}CPSあたりの性能になっている。ここまではカーツワイル氏の予測通りの進化になっていると言いたいのだろう。問題はこの後の成長率がどれくらいになるかだと思うのだが、その辺りの説明はなかった。

 

 

詳しい説明は本を購入して読めということなのだろう。私も日本語訳版の出版まで待てないので英語版を注文することにした。英語では全く内容を理解できないと思うが、今の私達には自動翻訳という強い味方がいる。この自動翻訳も言ってみればAIそのものなのだが今や当たり前の機能になっている。iPhoneiPadKindleでは、文章を選択すると選択範囲を翻訳してくれる。何とかその機能を頼りに英語版を読んでみるつもりだ。

Kindle版は1900円で日本のAmazonからも注文できる。世界的に6月25日が販売開始日のようで、予約しておくと6月25日に自動配信されるとのことだ。私は日本のAmazonで予約した。