シンギュラリティ実験ノート

購入した1000ドルPCで何がどこまでできるのか実験した記録です。

DAZNの返金交渉メモ(Apple編)

サッカー日本代表アジアカップの試合、NFLスーパーボウルが地上波で放送されなかったので、DAZNを契約してゲームを観戦した。毎月利用するのが前提のサブスクリプション契約であるが、見たい時だけ契約すれば便利に使えるサービスだと思っていてこの辺りを以前の記事にも書いた。しかし大きな落とし穴があり、サブスクリプションを解約したつもりが、認識しないままDAZNとの契約が続いており、サブスクリプション解約後も月4,200円の請求が続いていた。今回はこの問題の発生経緯と、「身に覚えのない請求」についてAppleDAZNと返金交渉した記録をメモとして残しておきたい。

 

 

契約時のミス

私はDAZNと契約するのが初めてで理解できていなかったこともあるが、初めからミスの連続であった。

グローバルプランで契約

最初は「グローバル」という980円の一番安いプランを選択した。しかしサッカーの試合が全く見れないので、調べ直したところ「スタンダート」という3,700円のプランでないとそれが見れないことに気付く。慌ててスタンダードプランに変更する。

スタンダードプランへの変更

プランを変更してもアジアカップの試合を見ることができなかった。途中でプランを変更してもその日から変更されるのではなく、月単位の契約になっているようだった。1ヶ月後に変更されてもアジアカップは終わってしまう。慌ててコールセンターに電話する。この時、DAZNには契約手続きについてのコールセンターが無いことを知る。DAZNは契約と購入手続きをApple、またはDocomoに丸投げしており、何か問題があればそちらに問い合わせることになっている。私はApple経由で契約したのでAppleのコールセンターに問合せた。

Appleのサポート担当者は真摯に対応してくれて、グローバル(980円のプラン)をキャンセルし、スタンダード(3700円のプラン)に変更してくれた。私は日本ーベトナム戦には間に合わなかったが、日本ーイラク線を視聴することができた。

NFLスーパーボウルを追加購入

NFLプレーオフは自分が見たい試合から購入することができる。私はプレーオフは見ないでスーパーボウルのみを購入した。140円という安い金額で試合を楽しむことができた。ここまでは良かったのだが問題はこの後に発生した。

サブスクリプションのキャンセル

一通り見たい試合は見たのでサブスクリプションiPhoneからキャンセルしようとした。しかし不思議なことにサブスクリプションは既に「有効期限切れ」となっていた。以下が画面のスクショである。1月17日という日付は私がAppleのコールセンターに電話した日だ。

 

 

すでにキャンセルとなっているなら、私としては何もこれ以上できない。変に触ってサブスクリプションが再開される方がこわいので、このまま様子を見ることにした。

 

身に覚えのない請求

1月の視聴料金がクレジットに反映されたのは3月の請求だった。この時点では異変には全く気づかなかった。請求データに対する取り消しデータも混在していたのでよく分からなかったが、スタンダードの料金が請求されているようだった。

  • 1/14 APPLE COM/BILL 980円
  • 1/15 APPLE COM/BILL -948円
  • 1/15 APPLE COM/BILL 3,800円
  • 1/18 APPLE COM/BILL -3,800円
  • 1/18 DAZN LIMITED WWW.DAZN. 3,700円

2月のスーパーボウルの視聴料金140円が4月のクレジットカードの請求に載ってきた。しかしこれ以外に4,200円という請求も載ってきた。この時異変に気付くべきであったが、2月分のスタンダードの料金の請求かもしれないと思って様子を見ることにした。ちなみにスタンダードプランは2月に3,700円から4,200円に値上がりした。

  • 2/16 APPLE COM/BILL 140円
  • 2/18 WWW.DAZN.COM 4,200円

その後、5月にも4,200円、6月の請求にも4,200円の請求が載ってきて、ようやく昨日、異変に気づいたのだ。慌ててAppleのコールセンターに連絡を取った。Appleのコールセンターへの連絡の取り方は、「サポート」アプリから時間を予約するとその時間に電話がかかってくる。私は1月にも経験しているので迷わずできたが、初めての人は戸惑うかもしれない。

Appleコールセンターの対応

Appleのサポート担当者は、iPhoneの画面を共有しながら私の購入履歴を確認してくれた。昔は設定アプリから購入履歴が見れたのが、今はApp Storeアプリから確認するようになっていた。確認したところ以下が表示された。

  • 1/14 DAZN GLOBAL Monthly plan 980円(返金済み)
  • 1/15 DAZNスポーツをライブ中継 3,800円(返金済み)
  • 2/16 DAZN NFL Season Pro Pass 140円

この後のAppleのサポート担当者とのやり取りは以下の通りだ。

Apple:「お客様、クレジットの明細にはAPPLE COM/BILLと表示されていますか?」

私:「DAZNと表示されてます。」

Apple;「そうしますとDAZNと直接契約されていますね。クレジットカードで直接契約されたのではないですか?」

私:「いや、そんなことをした認識は全くありません。」

Apple:「私共が勝手にお客様のカードを登録することはございませんので。。。」

直接契約した認識は全くないが、NFLの試合を見た時に誤ってボタンを押した可能性がゼロとは言えない。そもそもAppleからは購入していないと言われたら、Appleに返金を要求することはできそうにない。あきらめてDAZNと交渉することにした。

この後、DAZNのサービスにサインインしたところ、確かに契約中となっていて、支払い方法はApple Payになっていることを確認した。サブスクリプションが解約されているのに、こんな落とし穴があるのかと思いながら、DAZNと返金交渉することになる。

DAZNとの返金交渉には厚い壁がいくつもあった。結果的には交渉に成功し返金手続きを進めてもらえることにはなったのだが、その辺りまで経緯を書くと長くなるため、「返金交渉(DAZN編)」として別の記事としたい。

追記

DAZNとの交渉中には理解できていなかったのだが、この記事をまとめていて原因が見えてきた。Appleとの契約(APPLE COM/BILL 3,800円)からDAZNの契約(DAZN LIMITED WWW.DAZN. 3,700円)に切り替わった日付は、クレジットの明細の日付から1月18日だということが分かる。金額も100円安くなっているが、100円はAppleの契約手数料分だろう。1月18日は私がAppleにグローバルプランの解約とスタンダードプランへの変更を依頼した日の翌日である!

これはAppleのサポート担当者がオペレーションミスをしたか、システムの契約変更機能に問題があるのかどちらかだ。私が誤って操作したのではない。私がやろうとしてもこんなことはできないのだ!