シンギュラリティ実験ノート

購入した1000ドルPCで何がどこまでできるのか実験した記録です。

AIが自ら研究する時代に入ったらしい

先日の記事(8/11)で「AIに最新の理工学系の研究論文を読ませて、この理論を実証試験できるプログラムを作成して、と頼めば作成してくれるようになる日も近いかも」というようなことを書いた。そのためには更に高いレベルの数学能力が必要になるだろうから、実現できるのはもう少し先のことかと思っていた。

しかしその数日後(8/13)に驚きのニュースが飛び込んできた。Sakana AI による「The AI Scientist」の発表である。日本語の発表はこちら

 

発表によると、AIは下記の研究プロセスを全て自動で行うらしい。

  1. 研究アイデアの創出
  2. 実験に必要なプログラムのコーディング
  3. 実験と評価の繰り返し
  4. 科学論文の執筆

私は上記の2番ができるだけで素晴らしいと思っていたのだが。。AIを使いこなせる人達が考えることはやはりレベルが違う。

全体ワークフローは以下のようになる。

 

 

この論文は公開され、追試に必要となるソースコードも公開されている。世界中の優秀な人達によって今追試が行なわれているのだろう。

私も興味はあるが、自分で追試するにはテーマが難しすぎる。ダメもとでGPT-4oかClaude 3.5 Sonnetあたりに「この論文を読んで追試するためのコードを作成して」と頼んでみようかと思っている。

 

2024-08-18 追記 早速追試をした方の記事があったのでメモしておく。Claud-3.5-SonnetやGPT-4oをAPIでガンガン使用するため高い課金が発生して人間より高い日給レベルになったらしい。